iron gallery

古美術商の入る4階建てのギャラリービル。狭小の敷地でありながら、目の前に国際文化会館の緑が広がり、麻布十番から六本木ヒルズへ抜ける通りの大曲の中心に位置している。コールテン鋼を使った外壁が、街の中で特異な表情を見せる。
施工者、設計者、構造設計者、専門業者のプロジェクト当初からの密なコミュニケーションから、交通量の多い幹線道路に面した敷地での現場作業を最小限とするため、工場製作の部材を増やす鉄骨造の提案となった。軟弱な地盤に鋼管杭を打ち、その上に直接上部躯体を緊結している。外壁は建物高さまで工場で組み上げたコールテン鋼のパネルで出来ており、建て込むと同時にパネル間を水密溶接している。杭工事含めた全ての建築工事は実労47 日で竣工している。

Copyright © 2013 - kwas